《代表的な産駒》メイケイエール・デュアリスト・ミニーアイルなど
ミッキーアイルは父ディープインパクトに母スターアイルを持つ良血馬。
2013年9月7日の阪神5Rの2歳新馬で鞍上浜中俊でデビュー。2017年1月、2016年度のJRA賞最優秀短距離馬に選出されたが、同年1月29日付けで競走馬登録を抹消され現役を引退、社台スタリオンステーションで種牡馬となることが決定した。
同年のシーズンオフからはシャトル種牡馬としてオーストラリアのアローフィールドスタッドで繋養されている。
2020年に初年度産駒がデビュー。7月4日、阪神競馬場の2歳新馬戦でデュアリストがデビュー勝ちを収め、これが産駒の初勝利となった。
芝適正を見ると、ディープインパクト系統の共通した特徴として芝が得意である。
距離を見てみると、1200m戦でベストパフォーマンスを見せることが多い。基本的には短距離が中心だ。
芝ダート含めて全11勝(2020年末時点)しているが、10勝が1400m以下で、全11勝が1600m以下となっている。1800mでも連対した産駒もいるが、そもそも出走数が少ない。ミッキーアイルの現役時代と同じく短距離が向いているのだろう。
馬場適正は、2020年末時点では芝が多くなっているが、産駒初勝利がダートだったようにダート向きの産駒もいる。
スピードがある産駒が多いので、今後は芝ダート兼用種牡馬との評価になるのではないだろうか。
牡牝の違いは、牝馬優勢のようだ。牡馬は不振の傾向で、特に芝は勝率2.4%と散々な結果となっている。
牡馬のダートはそれなりに走っていることから、2020年末時点の評価では芝に出走してきた牡馬は買えない。
逆に牝馬はメイケイエールが小倉2歳ステークス(GⅢ)とファンタジーステークス(GⅢ)で優勝するなど良いスピードを見せている。
2020年末時点では、牡馬はダート、牝馬は芝向きでともに短距離が多い。
基本的に芝向きのマイル~中距離タイプで、キレる脚を使うタイプというよりは、長く脚を使えるタイプ。
ダートや重馬場への適性は普通。
ミッキーアイル産駒のまとめ
- 第一世代は2020年デビュー。
- ダートにも対応できる短距離系種牡馬。
- 距離の上限は1400m。マイル以上は微妙。
- まだまだ発展途上で今後クラシック路線で活躍するような馬に期待できる。