ハービンジャー産駒

《代表的な産駒》ベルーフ・ドレッドノータス・プルフェィトなど

ハービンジャーはイギリスで生産・調教された馬で今は種牡馬として活躍している。特に、引退レースは競馬界に衝撃的な結果を残す結果となった。GⅠは一勝しかしていないが、引退レースにもなった存在でもあるキングジョージ6世&クイーンエリザベスSで2着に11馬身差を離し歴史的名馬の仲間入りを果たした。

社台グループ総力をあげてのバックアップにより、母父サンデーの優秀血統を付けているが結果は…。ある程度、勝ち上がってはいあるが重賞ではあまり結果を出せていないのが現状。

芝コースでは、特に目立つのが北海道の戦績で札幌競馬場・函館競馬場で結果を残しています。海外馬だけあって洋芝など小回りの荒れ馬場になれている特性が引き継がれている可能性も考えれます。続いて中央競馬場では中山競馬場・京都競馬場です。新潟競馬場は特に数字が悪く、評価を割り引いた方が良さそうです。

ダートでは、芝に比べてデータが少ないので強く言えませんが全く走らないという訳ではなさそうです。母型も社台グループ総力をあげてのバックアップで芝コースが得意な馬ばかりつけているので、今後ハービンジャー産駒でダートで活躍する馬が出てくる可能性はありそうです。

クラス別の戦績を見てみると、最高がGⅢの勝利でまだGⅡ以上の上級クラスを制した馬は出てきていません。1600万下でのデータは少なく、1000万下クラスに留まっている馬が多く見られます。若干、成長力の無さがみられ勝ち上がりやすいものの頭打ち感が見られます。

距離を見てみると短距離から長距離までオールマイティーに走れる幅の広さが魅力です。瞬発力やスピードに秀でた産駒は少ないので、短距離でも走れない事はありませんがマイルから中長距離がベストと言っていいでしょう。

重馬場適正を見てみると、極端な不良馬場ではない限り良馬場でも重馬場でも安定して結果を残しています。

どうしても4歳以下になると戦績が落ちる傾向が見られ、成長力の無さが見られます。どちらかと言えば早熟血統でしょう。ただ、それでも新しい種牡馬にしてはサイアーランキングに名前が出てくるほど優秀な種牡馬とも言えます。

ハービンジャー産駒のまとめ

• 芝コースでの洋芝（札幌・函館）では注意が必要
• ダートで買う場合は抑え程度に…
• 重馬場でも問題なく走れる。不良馬場以外苦手意識はない
• 成長力の無さが見られ、早熟血統の可能性がある
• 逆に2歳戦や3歳戦では馬券の中心？